アクアリウムってどのぐらいお金がかかるの?

write by IFC 市ヶ谷フィシュセンター 新宿駅9分 渋谷駅14分   創業62年の安心・信頼の実績
〒162-0843  東京都新宿区市谷田町1-1    ロゴをクリックで公式ページへとびます。


アクアリウムってどのぐらいお金がかかるの?

タイトルのようなご質問を店頭でもお客様から多くご質問されます。

今回はアクアリウムを始めたいけど維持費などの値段が心配、、、

な初心者の方にわかりやすく費用のご説明をします。


初期費用

始めに買い揃えないといけないものはそこまで多くはありません。

ただし、本格的に、ある程度見映えを出すにはそれなりの機材をそろえる必要があります。

ここでは必要アイテムと費用をご紹介します。

ご紹介する水槽は60cm水槽で熱帯魚を飼う場合をモデルとした価格です。
「※」が付いたものは必須アイテムとなっています。
道具名 説明 金額
※水槽 透明度が高く、水がクリアに見えるガラス水槽ほどお値段上がります。横幅で水槽サイズを表します。例:60cm水槽 60cm水槽
3000円〜
※水槽台 60cm水槽に水を入れると80kg前後になるので、一般的な家具では支えきれません。専用の水槽台の購入をお勧めします。台の下にフィルター等、設備も収納できるので見栄えも良いです。 60cm水槽用
3000円〜
※水槽マット ガラス水槽は固い面に置くと割れるおそれがもあるので、下にマットを引きます。 1000円〜
照明 全体的にお値段は高めですがあるのとないのとでは見栄えが大きく変わります。蛍光灯、LED、メタルハライドランプ(メタハラ)がありますが、メタハラは高いので、蛍光灯か、LEDがお値段的にオススメ。水草育成時は必須アイテムです。 蛍光灯・LED:5000円〜 メタハラ:40000円~
※ろ過装置 外部フィルター・外掛けフィルター・底面式フィルター・上部フィルター等、様々なタイプのろ過装置があります。フィルターの方式によってろ過能力が変わってきます。60cm水槽ですと上部フィルター又は外部フィルターがオススメです。 3000円〜
※ろ材 ろ過装置の中に入れるフィルターです。物理濾過(フィルターによる濾過)と生物濾過(バクテリアによる濾過)などの役割を担います。 500円〜
CO2強制添加器 水草を「綺麗に」育てたければ必須です。光合成の際に使うCO2を水中に添加する装置です。 10000円〜
電磁弁 CO2添加器を自動で開閉する弁です。 4000円〜
※クーラー(冷却ファン)・ヒーター 水温を調整する器具。夏はクーラー(冷却ファン)、冬はヒーターが必要です。熱帯魚飼育時は両方必須、金魚飼育時は少なくともヒーターは必須です 2000円〜
電源タイマー 時間で電源をON/OFFするための電源プラグです。照明のON/OFFを自動で行うことが出来る便利なアイテムです。水草育成時は必須です。 2000円〜
※底床(ソイル、砂) 水草を植えるための土、又は熱帯魚・金魚の砂利。見た目が大きく変わる事とバクテリアなどの棲みかにもなる為、必須です。 2000円〜
※水質調整剤 水道水の有害物質(塩素や重金属等)を無害化する液体です。 500円〜
エアレーション 水槽に入れて使います。ポンプから送り込まれた空気で水中に酸素を取り込みます。ろ過器等でエアレーション可能であれば必須ではありませんが、初心者は酸素量の管理が難しい為、あった方が無難です。 500円〜
トリミングバサミ 水草育成時は必須です。長い物の方が使い勝手はいいです。 1000円〜
ピンセット 季節により水温が大幅に変わりますので、常に温度管理が必要です。その際に必要なのが水温計です。 1000円〜
※水温計 水草育成時は必須です。こちらもハサミ同様、長い物の方が使い勝手はいいです。 500円〜
水質測定キット 水質(アンモニア、亜硝酸、硝酸、ph、硬度等)を測定するキットです。立ち上げ時は特に必要です。必ず必要ではありませんが、初心者の方は持っておいた方が良いです。 1000円〜
水汲みポンプ 水槽から水を汲み上げ、バケツに移す道具です。水替えがかなり楽になる便利アイテムです。 1000円〜
※バケツ 水換えや、熱帯魚の緊急避難用など、必需品です。 300円〜
コケ取り道具 苔がおちれば何でも大丈夫です。(洗剤を使っていないもの)メラミンスポンジやヘラがオススメ。もちろんアクアリウムメーカーが出している専用の商品の方が使い勝手が良いです。 100円〜
※魚の餌 熱帯魚用の餌には、底に沈むタイプや、水に浮くタイプなど様々あります。飼っている熱帯魚に合わせて選びましょう。 300円〜
※熱帯魚・金魚・水草 熱帯魚・金魚・水草を飼育するためアクアリウムを始る方が殆どだと思います。 熱帯魚によりますが60cm水槽に適正の匹数入れると安い種類で3000円~
バックスクリーン 水槽の背景に貼り付けるシートです。黒、白、青など様々な色があり、背景色を変えるだけで印象が変わり、とても映えます。 500円~
「※」の必要なモノだけ買うと合計19100円と大体初期費用が20000円前後で必要アイテムをそろえて頂けます。

ただし最近はセット商品も多く、お値段もかなり抑えることが出来ます。

標準のセット商品(今回は60cm水槽のセット)で、

水槽
フィルター
ろ材
水槽マット
お試し品エサ
お試し品水質調整剤

大体上記の6点セットで4000円~で販売しています。

正直かなりお得です。

このセットで初期費用を計算すると

水槽セット 4000円~
水槽台 3000円~
クーラー・ヒーター 2000円~
底床 2000円~
温度計 500円~
バケツ 300円~
熱帯魚 3000円~

合計14800円と大体15000円でそろえることが出来ます。

ただしエサと水質調整剤は一回分程度しか入っていない商品が多いので別に買っておいたほうがオススメです。


維持費

次に維持費を考えていきます。

こちらも60cm水槽で熱帯魚を飼っている環境をモデルにします。

具体的に、どのような費用が毎月かかるのか計算してみましょう。


生体(熱帯魚)にかかる費用

犬やねこに比べればほぼかからないといってもいいくらいです。

病院に連れて行くこともありませんし、餌も膨大に必要になるわけではありません。

一般的な熱帯魚の餌で300円~と安く、100gもあれば4,5ヶ月はもちますので、5ヶ月で1パックとし、500 ÷ 5 = 100円/月。


月々の電気代

維持費としてはここが一番かかります。

電気を消耗するのは

外部フィルター(1日中)
照明(1日8時間程度点灯)
クーラー/冷却ファン(夏季のみ)
ヒーター(冬期のみ)

の4つです。

※1Kw = 20円として計算します

フィルター

使用器具 : 外部フィルター
使用時間 : 24時間
5W ÷ 1000 × 20円 × 24h × 30日 = 72円/月

照明

●蛍光灯の場合
使用器具 : 18W蛍光灯2灯 × 2
使用時間 : 8時間
18W × 4 ÷ 1000 × 20円 × 8h × 30日 = 345円/月
●LEDの場合
使用器具 : LEDライト(消費電力60W)
使用時間 : 8時間
60W ÷ 1000 × 20円 × 8h × 30日 = 288円/月

温度管理器具

●冷却ファン
使用器具 : 60cm水槽用 冷却ファン
使用時間 : 水温が高い時のみ(12時間)
4W ÷ 1000 × 20円 × 12h × 30日 = 28.8円/月
●ヒーター
使用器具 : サーモ一体型ヒーター 150W
使用時間 : 24時間
150W ÷ 1000 × 20円 × 24h × 30日 = 2160円/月

水道代

水替えなどでかかる水道代です。
60cm水槽の半分の水を月に4回水替え(一週間に1回)した計算で
0.3(円/L)×30(L)×4(回)=36円/月

月単位の維持費まとめ

エサ代 100円 100円
電気代 2520円 389円
水道代 36円 36円
合計 2656円 525円
※冬夏共に照明の電気代が入っています。照明を付けていない方は290円程安くなります。

冬の方が圧倒的に高くなりますが、殆どの金額をヒーターの電気代で使っています。

ヒーターの使用時間等で半分ぐらいの金額まで抑えることも可能です。


最後に

アクアリウムは初期費用、維持費共に決して高い趣味ではありません。

また、インテリアとしての役割や長く楽しめる等、いいこと尽くしです。

見栄えなどを気にすればかなりお金がかかることもありますが、徐々に完成させていくと一度にかかる費用も抑えられ手を加える楽しみも長くなります。

皆さんもぜひアクアリウムを楽しんでみませんか?


write by IFC 市ヶ谷フィシュセンター 新宿駅9分 渋谷駅14分   創業62年の安心・信頼の実績
〒162-0843  東京都新宿区市谷田町1-1    ロゴをクリックで公式ページへとびます。