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■アカハライモリはアカハライモリでも、地域によって違いはあるのか?

アカハライモリとは?
日本固有のイモリ(両生類)で、本州、四国、九州、一部の島に分布しています。
名前の通り腹部が赤く、危険を察知すると腹を見せ毒持ちであることをアピールします。また再生能力も高いことで各所(研究対象としても)で有名です。
今回は「山形」「千葉」「宮崎」の3種類を比較してみます。
■まずは山形のアカハライモリです。

前から
個体差もあるんでしょうけど、顔のフォルムが丸い印象を受けます。

真上から
これもですが指の部分が短めでまるく見えます。単純にまだ幼体だからかな?

下から
黒のボックスが比較的に左右対称に配置されています。スカルボーンジャケットみたいな柄です。
■次は千葉のアカハライモリです。

前から
山形に比べると、少しシャープな顔です。

真上から
指が長く、前足と比べると後ろ足が大きいです。山形と比べると胴体がまっすぐ伸びていますが、胴体と尾の比率は似ています。

下から
黒のボックスが比較的に左右対称に配置されています。山形と比べ黒の部分が小さいです。
■最後は宮崎のアカハライモリです。

前から
他と比べ、ワイルドな顔つきをしています。人間と同じで南下すると彫が深くなるんだったら面白いですね。

真上から
足が細めで、全体的にシュッとしたイメージです。特に山形と比べると違いがありますね。

下から
黒の部分がボックスではなく班になって、他と比べると少ないため赤が目立ちます。
■最後に
日本の広範囲に広がって生息するアカハライモリですが、単純に東西南北だけで特徴が変わってくるだけではないようです。 自然環境(水辺、日照、標高)の色々な要素で多様な特徴が変わってくるイモリを考えると再度、日本の風土の多様性を感じられます。
あ、もしイモリと接触する機会があったら触った手に「毒」ついてますので必ず手を洗ってくださいね。