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水温管理の必需品「ヒーター」

12月になると本格的な寒さがやってきます。
それに伴い室内とはいえ水槽内の水温も大きく下がります。
熱帯魚や一部の金魚は急激な温度変化、低水温に弱く、病気又は衰弱して死んでしまう可能性がります。
そんな時に水温低下を防いでくれるのがアクアリウム用のヒーターです。
ただアクアリウム始めたての方は特にヒーターの使い方や種類、選び方が分からないという方も多いはず。
この記事ではヒーターの正しい使い方から種類、選び方を詳しくご紹介します。
それに伴い室内とはいえ水槽内の水温も大きく下がります。
熱帯魚や一部の金魚は急激な温度変化、低水温に弱く、病気又は衰弱して死んでしまう可能性がります。
そんな時に水温低下を防いでくれるのがアクアリウム用のヒーターです。
ただアクアリウム始めたての方は特にヒーターの使い方や種類、選び方が分からないという方も多いはず。
この記事ではヒーターの正しい使い方から種類、選び方を詳しくご紹介します。
■ヒーターの種類
先ずはどんな種類のヒーターがあるのか知って頂き、それからヒーターの選び方に移って頂ければと思います。
・オートヒーター
電源お入れるだけであらかじめ決められた温度に自動で保温します。
26℃等に、あらかじめ決められた温度に自動で調整する為、一般的な熱帯魚、金魚、メダカならばこれだけでOKです。
電源をいれて水槽に入れるだけなので手軽に使っていただけます。また、お値段も比較的安いものが多いです。
ただし、細かな温度調整ができないので30℃近くを必要とする魚や稚魚、病気の時の加温などには対応できません。
オートヒーターはこちらからご購入できます。

・サーモスタット一体型ヒーター
こちらはオートヒーターと違いサーモスタット(温度センサー)と一体型となっており温度調整が可能です。
魚の体調、適正温度に従って細かく調整できるため幅広い用途で使えますが、適正温度を事前に知り調整する必要性があります。
※状況に合わない温度は生体の調子を崩す原因となります。
また、こちらもオートヒーターと同じく取り外し等できないため使い捨てで、お値段もオートヒーターより高めです。
サーモスタット一体型ヒーターはこちらからご購入できます。

・サーモスタット&サーモスタット接続専用ヒーター
加温の機能に関してはサーモスタット一体型と同じですが、サーモスタットとヒーターを取り外しできる点が大きな違いです。
それによってどちらかが故障しても取り替えることができ、コストを抑えられます。
また、大型水槽(90cm以上)でヒーターを2本使用する等に対応できる種類があるのも特徴です。
サーモスタット&サーモスタット接続専用ヒーターはこちらからご購入できます。

・交換用ヒーター
こちらはサーモスタット接続専用ヒーターです。
壊れたときに交換するヒーターなので、価格的にも安くなっています。
ただし、オートヒーターと形・パッケージが似ている為、間違って買ってしまうと温度制御が効かず水温が上昇しすぎて大変なことになってしまいます。
必ずパッケージに「サーモスタット接続用」と書かれていますので確認しましょう。
写真を見ての通り中身だけ見せられるとオートヒーターとの見分けがつきません。
交換用ヒーターはこちらからご購入できます。
ヒーターの選び方
上記の種類を踏まえてヒーターの選び方をご案内します。
■コスト
先ずはコストから考えてみます。初期費用は
となります。
また、使用時のランニングコストは24時間使用したと考えて下記の表になります。
※基本的に24時間稼働することは適正なワット数の製品を使っていればありえないので、これより安くなります。
消費電力W | 1日の電気代 |
---|---|
30W | 約13.5円 |
50W | 約22.5円 |
80W | 約36円 |
100W | 約45円 |
150W | 約67.4円 |
200W | 約90円 |
300W | 約135円 |
■魚種、用途
次は使用用途です。熱帯魚の飼育の場合は、もともと熱帯地方から亜熱帯地方に生息している魚なので済んでいる地方によって適正水温
が違います。
オートヒーターだと多くの商品は26℃固定になっているので向かない魚も出てきますが、ネオンテトラ、グッピーな
どの一般種と呼ばれている種類の多くはこの温度内で快適に生活できますので、特殊な魚でない限りオートヒーター
で対応が可能です。
金魚の場合はどうでしょう
金魚は基本26℃前後好ましいとされています。
また、種類によって差もほとんどなく温度が一定で安定していることが求められます。
よって、一番手軽で温度の設定まちがい等が起きないオートヒーターが一番オススメです。
また魚の繁殖を試みる場合は産卵しやすい温度が基本飼育時の温度と異なっていることもある為、サーモスタット付
の商品で微調整しながら適正温度を保つ必要があります。
この場合は温度調整ができるサーモスタット付がオススメです。
■水槽サイズ
水槽サイズとの兼ね合いも考えましょうヒーター類はそれぞれ出力が違います。水槽サイズが大きいのに出力が小さいものを選んでしまうと一向に温まら
ず、電気代ばかりがかかり最悪は魚を死に追いやってしまう可能性もあります。
購入時には自分の持っている水槽サイズと購入するヒーターの対応可能な水槽サイズを確認しましょう。
W数と対応水槽サイズの目安は下記の表を参考にしてください。
消費電力W | 水槽サイズ |
---|---|
30W | 30cm以下(10L以下) |
50W | 30cm(20L以下) |
80W | 30cm(30L以下) |
100W | 45cm(40L以下) |
150W | 60cm(60L以下) |
200W | 70cm(100L以下) |
300W | 90cm(150L以下) |
■安全装置の有無
最後に重要なのが安全装置です。ここをしっかり確認しておかないと火事などになる恐れがあります。そういった意味では一番重要な項目です。
しかしながら、現在日本で販売されている日本メーカー製ヒーターは殆ど安全装置が付いているものばかりです。
但し、海外の物は違いますので海外メーカーの商品をネット通販などで買う場合、確認しておくとよいでしょう。
また、アウトレット品など古いモデルの商品もしっかり確認してください。
そういう意味では日本メーカーの現行品で販売から一定期間たったものが安心面ではおススメです。
以上4点、費用・魚種・水槽サイズ・安全装置は購入時に必ず確認しましょう。
ヒーターの使い方
ここではヒーターの使い方をご案内します。
基本、ヒーター部分を水に入れるだけですが、水量等を確保してから入れなければ空焚きになってしまい危険です。
ヒーターは立てて設置できるタイプのものもありますが、横向き設置用で作られたものもあります。
縦向き設計のもの以外は必ず横向きに設置するようにしましょう。
レイアウトを気にされる方の中にはヒーターが見えないようにするため、底床に埋めたり置物で隠して使用する方も
いますが、方法ではヒーターの周囲に熱がこもり、こもった熱をサーモが感知してしまう為、ヒーターの周りのみが
温まって水槽全体は温まりません。
また、ヒーターカバーがついていない物はできる限り別売のヒーターカバーを付けましょう。
熱帯魚がヒーターに触れて火傷をする可能性があります。 そういったトラブルがないように、ヒーターカバーを取り
付けましょう。
・ヒーターの交換時期
ヒーターの交換時期ですが、購入時より一年で交換してください。水温を上げる能力が悪くなり、設定の温度まで上がらない等のトラブルの原因となります。
ヒーターの寿命は一年とされていますが、それよりも早く故障することもあります、また買う機会がなくやむなく
一年以上使用する可能性もあります。
ヒーターの異常・故障は水槽を見ただけでは分からないので、トラブルを早期発見するためにも、水温計を使用して
水温をしっかり管理することをおすすめします。
最近では見やすいデジタル式水温計が人気です。
以上より水槽に対しワット数が合ったオートヒーターを1年ごとに買い替えるが基本的だと思います。
ヒーターにかかわるこんなトラブル

・ヒーターの事故例・防止策
水替えのときに、水位が下がりヒーターが露出して過加熱状態に。安全装置が作動し使用できない状態になってしまった。
水からでた状態での通電は非常に危険です。露出してしまう場合は必ずコンセントを抜きましょう。もしくは水位が減っても露出しない位置に設置することが大切です。
ある日突然、水槽の水が冷たくなって、魚の具合が非常に悪くなってしまった、亡くなってしまった。
ヒーターの寿命を考え、際どい時期になったら事前に交換する。またはヒーターを両サイドに1本ずつ計2本設置し、片方ずつ交換する。
ヒーターをつけたけどまったく温まらない。
ヒーターのワット数は合ってますか?また水槽の置いてある環境が寒すぎる場合、ヒーターの加温が間に合わないケースがあります。エアコンなども併用しましょう。
さいごに
記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。
ヒーターは熱帯魚にとっては必ず必要なものです。
また、冬場は常に使い続けるアイテムなので自分に合ったものを選ぶ必要があります。
その際にこの記事を役立てて頂ければ幸いです。