メダカ

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メダカの生息地や生態

メダカの歴史

ヒメダカ メダカは日本人にとって金魚と並んで馴染みの深いよく知られた魚です。
昔は近所の小川や田んぼといった人の生活圏に近い場所で棲息する魚であったために江戸の浮世絵などに金魚と一緒に売られている姿がかかれるなど観賞魚として古くから親しまれてきました。
メダカの名前は単に目が高い位置にあるという外見の特徴に由来しており、全国各地にメダカの呼び名が5000以上あるなど日本人の生活に密着してきた魚です。
メダカという名前が一般的に広まっていったのは江戸時代以降の様です。

メダカの生態

黒メダカ 野生のメダカは基本的には東北以南の全国の川や小川、田んぼなどに棲息しています。
しかし近年では急激にメダカが減りつつあり見つけることすら難しくなってきています。
メダカの学名オリジアス・ラティペスは「水田に住む幅広いヒレを持つ魚」と言う意味で、流れの弱い温かい水域を好んで棲息しています。
あまり泳ぎの得意では無いメダカは強い流れを嫌い小川や河川でも流れの弱い箇所を探して群れています。
特に繁殖を迎える季節になると稚魚は親魚以上に泳ぎが得意では無い為、稚魚が流されないような水田などを好むようになるのです。
このような性質からもわかるように水槽などで飼育する際にフィルターなどであまり強い水流を作らないようにしましょう。

また、あらゆる水質で生活できる水質適応能力もメダカの特徴です。
生活排水が混ざっているような水路から河口付近の海水が混ざった汽水域でも棲息しています。
棲息域が本州から沖縄までと広範囲にわたることから水温に対する適応能力も高いことがわかります。
季節の移り変わりなどによる水温の変化などのある程度の水温変化であれば、夏場の高水温や冬場の低水温にも順応可能です。
自然環境下でメダカは水草や昆虫、植物性プランクトンや動物性プランクトンなど、なんでも食べる食性の広さを見せており、この食性の広さもメダカの環境適応力の強さの一つです。

メダカの特徴

メダカはミクロキプリニ(小さなコイ)などとも呼ばれ一見するとコイ科の仲間に思われがちですが外見上の特徴など様々な点でコイ科とは違った点があります。

種 名: メダカ目/メダカ科
     学名 Cyprinodontidae(Temminck & Schlegel) 、英名 Oryzias latipes、
     和名 目高、メダカ
形 態: 全長35~40mm。 ♂は♀より小さい。
雌雄異形。雌雄同色、もしくは異色(体色を決める色素胞による個体差がある)。 側線はない。
上下の顎(あご)には小さい歯が一列にならび、全身がやや大きい円形の鱗(うろこ)におおわれている。
背ビレの軟条は6~7、 尻ビレの軟条は15~21、 一縦列鱗数は29~33。
背ビレは1基で、体の後方にあるのが特徴。

メダカの寿命

自然環境下ではメダカの寿命は1年から1年半程度と言われています。
ただし屋内水槽などで飼育した場合には3、4年程度生きる事もあります

メダカの分布

世界各地の熱帯地方に生息する野生のメダカから日本のメダカを含めるとメダカは世界各地に分布しており、卵生と卵胎生という異なる増え方をする種を合わせると300種類以上にもなり、
その中でも観賞用などのペットとして飼育されている種類だけでも200種類以上にもなると言われています。
日本では本州から沖縄まで生息している

メダカの繁殖

メダカの卵 繁 殖: 生殖期: ふつう野生のものでは産卵期は水温が高く、日照時間が長い4-9月で、年に2-3回産卵する。

縄張り: つがいは縄張りを形成する。
形成した縄張りへ接近・侵入する個体に対し、雌雄で防衛する。

巣づくり: 巣はつくらない。

産卵数: ふつう1腹やく20卵。 1腹・4卵(初産卵時)~30卵以上(成熟魚)。
メダカは体外に放出受精後の卵塊を体につれたまま泳ぎ、後に卵を水草などにくっつける。

孵 化: 水温25-26℃で孵化は、約10日。
水温18-30℃で飼育すると、年中産卵するため、種々の実験用にもなる。


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